白川徹さんのアフガニスタン報告会

今日は、ジャーナリスト白川徹さんのアフガニスタン報告会に行ってきた。2006年からアフガンを取材されてきたそうだが、外国人の単独取材は危険になってきたので、今回はアメリカ軍の従軍取材という方法をとったそうだ。

アメリカは志願兵であり、志願をすると大学へ無料で行くことができる。だから志願兵たちは貧困層が多く、言葉にいたるところに「FUCK」を入れるような人たちであったと。そんな彼らはやはりアフガンのことは何も知らず、「アフガンの自由と独立のために」戦っていると信じてやまないそうだ。しかし、アフガンの文化も学ぼうとせず、尊重もしようとしない彼は、当然アフガンの人々から疎まれている。

一方、タリバンは、今や本家のタリバンはアフガンにはもういなく、パキスタンに逃げているそうだ。現在タリバンと呼ばれている人々は、その本家のタリバンとは全く関係がなく、米兵たちに空爆された一般の人々が武器を持って立ち上がっているそうだ。家族を殺された恨みで復讐をしているので、やり方は残虐で容赦ない。だからタリバンとは何かと問うたら、「アフガニスタンの自由と独立のために戦う戦士。」なのだそうだ。ペシャワール会の中村医師曰く、「幕末の頃の日本の攘夷運動と同じだ。」と。また、「タリバンを全滅させようとするならば、アフガンの大多数を占めるパシュトゥーン族を一人残らず殺すしかない。」ともおっしゃっているそうだ。

アフガンの人々は貧困である。幸福度調査では、世界で下から二番目になるそうだ。旱魃や永らく続く戦争の所為で食べることもままならない状態だ。白川さんが知り合ったある家庭では、まだ十数歳の女の子が、一家を養うためにヘドロの掃除をする仕事をしていた。しかも、アフガンでは初潮を迎えると、ヘジャブを被り外出はできなくなるので、その女の子は生理があるにもかかわらず、それを隠して仕事をしていたそうだ。

今回、色んな話を聞くことができて、良かった。白川さんはまだ26歳にも関わらず、とても落ち着いた方で、誠実な話し方に好感を持った。現在、本も執筆しているそうで、出版されたら是非読んでみたいと思う。