「太陽が教えてくれること」というタイトルで 京大原子炉実験所の小出先生のお話を、 13日の夕方から、14日の夕方までたっぷり聞かせて頂いた。 この歳になると物覚えが悪いので、何度も聴かないと勉強にならない。 だから、これから先も講演会があれば必ず行こうと思う。
たくさんの話の中から特に印象に残った話を少しだけ書く。 一つ目は、世界一の地震国である日本に50基以上の原子力発電所があるということ。 諸外国の原子力発電所は、ほとんど地震のない場所に建てられている。 そして、統計学上、東海地震は近々必ずやってくる。 しかもエネルギー的にはマグニチュード8.5級だと予想されている。 その地震がきた場合、浜岡原発が危ないというこだ。 小出先生は、東海地震は今発生しても不思議ではないので 浜岡原発は即刻運転をやめるべきだと主張している。
二つ目は、大阪の熊取に「原子燃料工業」という工場があって、 そこでは主に西日本の原発で使われる「燃料棒」を作っているそうだ。 で、その工場でウランを均一にすために、混合槽でウランを混ぜているのだが その混合槽の形状が、「JOC臨界事故」が起きたのと同じような寸胴になっているそうだ。 だから、もしウランを混ぜている時に、水が一滴でも入ったら JOCで起きたのと同じ事故が発生するという。 同じ大阪で、こんな工場があったとは、今まで全く知らなかった。
もちろん他にも山ほど書きたいことはある。 ひとりでも多くの人が「本当のこと」を知ってほしい。 知りたいという気持ちになってほしいと思う。 電力会社にだまされてはいけない。 三菱、東芝、日立の圧力に屈してはいけない。