「最後に伝えたかったこと―故人に届けたい47のメッセージ」

Amazonのレビューでは評価が真っ二つに分かれている。一つ星が7人、5つ星が6人、それ以外はない。一つ星をつけている人たちは、フェイスブックで著者の瀧本さん自身が書いている「携帯に残された最後のメール」についての真偽を問いただし、批判している。また震災を食い物にするなとも。

「携帯に残されたメール」の真偽は僕にも分からないし、震災の被災者を食い物にするようなことはしてはいけないと思う。しかし、この本は、震災で亡くなった人たちのことは取り上げられているかどうかは定かではない。何年も前から瀧本さんが葬儀や法要で遺族から聞いたことを書き留めたものを本にしたと書いている。「携帯に残されたメール」の話も掲載されていない。

僕は素直に泣かされてしまった。短いストレートな表現に、いろんな思いが詰まっているのを感じた。しかし、伝えるべき相手が亡くなってからでは遅いのだ。「感謝は貯金はできない」という瀧本さんの言葉は得心させられる。感謝をしてそれを相手に伝えるということは、結局、自分のためであるのだと思った。

「感謝は人の為ならず」