中学校のランク付けが始まった。今回のテストの平均点がHPにそれぞれ掲載されるそうだ。学校選択制も始まっているので、これで来年は、1点も高い中学校に入学したい保護者が増えるだろうな。だって、学校の平均点で内申点の基準ができる(たとえば平均点が低い学校は、極端なことを言えば、内申で5をとっても、入試の成績としては4.5とかになるというような基準。)そうだから、平均点が低い学校に行けば、高得点者は不利になるというわけだ。こうして教育格差ができ、分断が始まる。点数が高い中学校はさらに高くなり、低い学校はさらに低くなる。そして高得点者は、足をひっぱる成績不振者に冷たい目をむける。そして平均点が高い学校には生徒がおしかけ、運動場が狭くなり、運動不足になる。平均点の低い学校には、馬鹿な為政者たちがはっぱをかけ、点数をあげなければ予算を削るなどと言い出すだろう。ますます教員たちは追い詰められ、心の病気で休む者が増えていく。そして終いには、教員の首切りが始まり、公教育が売り飛ばされることだろう。
