「奥底の悲しみ 引揚者の記憶 特殊婦人」

怖い。ほんまに怖い。
自分の妻が、自分の娘たちが、鬼畜とかした兵隊に目の前で陵辱されるなんて、気が狂ってしまう。そんなことを想像するのと同時に、自分が兵隊となって、女性を犯す、殺す、ことも想像してしまう自分が怖い。

気が狂いそうになる経験を心の奥底に沈めたまま、生きてきた人たちがたくさんいる。多くの方はこの世から旅立ちつつあるけれど、聞かなくてはならないし、伝えていかないといけない。愚かなことを少しでも食い止めるために。