5つの戦争から読みとく日本近現代史

あとがきより

人が歴史を学ぶ意義の一つは、過去と現在と未来が『途切れずに連続している』という『感覚』を、思考の底流に形作ることだと思います。現在目の前にある様々な問題は、いきなり完成した形で出現したのではなく、ほとんどの場合、少しずつ視野の中で拡大しいぇきたはずですが、大抵は『はっきりわかるほど大きくなる』または『深刻化する』まで、その変化に気づかずに見過ごしてしまいます。

〜略〜

たとえ「間違った道」であっても、社会の変化がゆるやかであれば、日々の生活の延長として順応してしまい、不安や違和感を知覚しない

 

ETV特集「関東大震災と朝鮮人 悲劇はなぜ起きたのか」

93年前の、その現場に僕が日本人として居たとしたら、僕もナタを振り上げていたかもしれない。93年前のその現場に、僕が朝鮮人として居たとしたら、こんな無念なことはない。
悲劇はなぜ起きたのか。
それは征韓論やあるいは日本書紀まで遡り、歴史を学ばないといけないと思うし、本来なら、その学びの上での現在があると思うのだけれど、在特会をはじめ、いわゆるネトウヨのような人たち、そしてそれに追随するような政治家までいる今の日本って、本当に恥ずかしく情けない限りだ。
だから、今、同じようなことが起きても、僕はナタを振り上げることはないことだけは確信する。

 

ETV特集「関東大震災と朝鮮人 悲劇はなぜ起きたのか」