七時やで七時!はよおきんかい!

 

ウィングフィールドで空晴「いつもの朝ごはん」という芝居を観てきた。

日常茶飯事の家族の営みは、その最中にある時は何も感じない当たり前の出来事で時には煩わしかったりするが、そこから巣立ちまだ志半ばの時には、それがとても懐かしくその情景の中に戻りたくなることがある。

「いつもの朝ごはん」はそんなモチーフの芝居だったように思う。

「七時やで、七時!早よ起きんかいな。いつまで寝てるねん。早よ朝ごはん食べ。うるさいな。もう遅いからいらん。何言うてんねん。食べていき。いらんっていうてるやろ。はい、お茶碗取んにおいで。はい、味噌汁。いっぺんに二つも持てるかいな。」

そんな会話が冒頭にあり、最後にも再び演じられる。こんな普通の会話なのに、最後の場面では何故かジーンとくるあたり、いいツボを押さえられてしまった感じだ。