ヒラカタ・ノート

観劇三昧で、この作品を観た。

架空都市ひらかたの巨大団地群を舞台に
ひとりの男が少年から青年になっていく過程で
彼女を交通事故でなくし
無為な大学生活、引きこもり
そして再び歩き始めるという物語を軸に
事故で亡くなった彼女が
その直後に団地の敷地内で歩いたという風景の描写や
そして、時空を超えた終末世界での
少女と老人の物語などを絡ませながら描かれた芝居だ。

コロスが登場した。
ボディーパーカッションの演奏や
一人の役をまるでハレーションのように
数人で演じたり
効果音をハミングでおこなったりなど
縦横無尽に舞台を彩っていた。

行間から滲み出る
自分の存在意義
生きることとは
何処に向かっているのか
そんな問いかけが
とてもせつなく
そして幻想的な文学作品のように思えた。